【4年生】福祉体験学習
2022年10月17日 09時19分10月17日(月)
4年生は、耳の不自由な方との交流会を行いました。東温市社会福祉協議会から御紹介いただいた先生を招いて学習をしました。子供たちは、先生の手話を見ながら、何を伝えようとしているのかを理解しようと、集中してお話を聞いていました。
まず、私たちが住んでいる地域には、耳の不自由な方を助けるためにたくさんのマークがあることを教えてもらいました。「聴覚障害者マーク」は見たこともある子もいましたが、「手話マーク」や「筆談マーク」、「ヒアリングループマーク」は見たことがない子が多くいました。「耳マーク」はコンビニエンスストアのレジにあるそうです。身近なところにも、知らなかったマークがあるのだと関心を高めました。
その後、先生の耳が聞こえなくなった生い立ちや、先生が子供の頃の聾学校での学習の様子を聞きました。
そして、耳の不自由な方が生活するうえで、困っていることを教えてくれました。先生は、聞こえないから、自分の声が伝わっているかどうかが分からないということ、相手の言っていることを理解するために、口の動きを読み取って理解しているそうですが、コロナ禍の中マスクを着用しているため、なかなかコミュニケーションがとりにくいことに実際に困っていると教えてくれました。
後半は、挨拶の仕方や数の表し方の手話を学んだり、自分が知りたい手話を教えてもらったりしました。
物や遊び、スポーツの手話は、その物の特徴や動きが基となっていることが分かりました、最後に、各クラスの代表の子が、出された問題をイメージしながら、手話で伝えました。そして、フロアの子が何を表現しているのかを当てるクイズをしました。
4年生が1学期から取り組んできた福祉体験学習。講師の方をお招きしての学習会は今回で最後となりますが、学んだことを生かし、市民の一員として、「ふだんの くらしの しあわせ」が享受できるまちづくりにできることから取り組んでいきましょう。
この数か月間、福祉体験学習の推進に御協力いただきました東温市社会福祉協議会をはじめ、関係団体の皆様、誠にありがとうございました。