とうおんハート救命プロジェクト

2025年10月16日 09時00分

 「とうおんハート救命プロジェクト教職員シミュレーション訓練」を行いました。

 「とうおんハート救命プロジェクト」は、愛媛大学医学部附属病院、東温市消防署、そして市内小中学校が連携し地域全体で子供たちの命を守る仕組みのことです。今年度と来年度の2年間、本校が地域モデル校の1校に指定されており、1学期から訓練を行ってきました。

12

 行った訓練は、体育科の学習中にボールが胸に当たり、意識を失って子供が倒れるという想定です。子供役は、一部の教職員や愛媛大学医学部の学生が務めました。また、今回の訓練では、一部の保護者や他校の教職員が見学に来られたり、東温市広報を始めとしたメディア複数社にも取材を受けたりしました。

345

 事故が起きた運動場から職員室に知らせが入ると、今回の訓練に向けて、適切に対応できるように校内で作成していた"アクションカード"を用いながら、対応をしました。ただちに現場に駆け付ける教職員たちがいれば、校内放送で教職員の招集が呼び掛けられ、新たに現場や職員室で立ち上がった対策本部で活動する者もいます。

678

910

 心肺蘇生はもちろんのこと、実際に119番通報をしたり、保護者役の方に電話連絡したり、救急隊も駆け付けたり、その場その場で本番さながらの緊張感を持って訓練に取り組むことができました。

111213

1415

 訓練後には、小グループに分かれて、よかったところや課題・改善策などを話し合いました。実際に訓練をしてみて気付く課題がたくさんあり、今後の救急救命の在り方やアクションカードの内容の見直しなどを考えていく必要性を感じました。

161718

 短い時間ではありましたが、大変有意義な訓練になりました。御協力いただいた東温市消防署、愛媛大学医学部附属病院、愛媛大学医学部生の皆様ありがとうございました。