4年生は国際理解・読書の秋です!!~ブックトーク「世界とともだち」~

2020年10月14日 19時01分

秋と言えば・・・・

読書の秋、食欲の秋、国際理解の秋

ということで、10月14日(火)愛媛県立図書館から髙藤 美樹さんをお招きし、ブックトークをしていただきました。

ブックトークのテーマは「世界とともだち」

「外国について知りたいけれど、どうやったら調べられる?」

「日本の外国の文化・習慣のちがいにはどんなものがある?」

「外国との違いをどう感じる?どうやったら受け入れられる?」

「クラスに外国の転校生が来たらどうする?」

といった疑問を解決してくれるようなすてきな本を、たくさん紹介してくださいました。

 

子どもたちが一番興味・関心を持っていたのは・・・

『トイレの自由研究②』という本です

「外国の方が、日本のトイレを使うときはボタンやレバーがたくさんあって迷うらしい。」

「外国には、トイレットペーパーがないトイレがあるんだって。」

「壁がなくて、周りから丸見えのトイレもあるらしい。」

外国のトイレ事情に、えー!!と驚く子どもたち

「けれど、この違いを『汚い』『恥ずかしい』と決めつけるのはどうかな?」という髙藤さんの問いに、

しーんと考える子どもたち。

「暑い南の国は、紙で拭くよりも水で洗った方が気持ちがいいかもしれないね。」

「日本で、温泉に裸ではいるのが普通なように、トイレに行くのは人間として当たり前のことだから、恥ずかしくないという考え方なんだって。」

と、ちがいの背景にある考え方のちがいや、国の事情を丁寧に説明してくださいました。

 「もし、世界中のトイレがみんな同じだったら、困らないよね。同じにしたらどう?」という髙藤さんに、

「違いがあるから面白い!!!」と答える子どもたち。

国による違いをどのように受け入れ、理解していくことが大切かを考えさせられる有意義な時間となりました。

国による違いを拒んだり、馬鹿にするのではなく、面白いと興味を持ち、歩み寄り、調べて理解する姿勢をもつ子どもたちになってほしいなと思います。

 

昨日の国際交流会もあってか、髙藤さんからお借りした本に興味津々の子どもたち。

食い入るように、本を読み、楽しむ様子が見られました。

 

さらに、その後、外国への見聞を広げるために、

国際交流員のシュローダ マコトさん(アメリカ出身)

田上 月琇さん(台湾出身)から、自国の紹介をしていただきました。

アメリカのお話では、「アメリカの寿司と日本の寿司は違うんだ。」

「アメリカの国旗の由来が分かった。」

「アメリカの家と日本の家は床だ違うんだね。」

「ラーメンバーガーを食べてみたい!」という声が聞かれました。

多様な国の方が住んでいるアメリカは、他国の文化を取り入れ、自国にカスタマイズするのが得意なようです。

すごいですね!!

 

台湾のお話で、子どもたちが興味をもっていたのは「マンゴー」

台湾はマンゴーの生産がさかんなため、種類は日本より多く、価格は1個100円程度と、日本より安価だそうです。

「いいなあ!日本だと高価だからなあ。」

「食べ比べしてみたい!」と子どもたち。

マンゴーの生産がさかんである一方、台湾の気候では、「桃」が育ちにくく、珍しいそうです。

だから、台湾では、桃の価格が高く、日本の桃は人気だそうです。

 「じゃあ、日本の桃を台湾の方のお土産にして、その代わりにマンゴーをいただいたら、仲良くなれそうだね。」

というかわいい感想が聞かれました。

子どもたちなりに、違いを楽しみ、理解し合う方法を考えていました。すばらしい!!

 愛媛県立図書館から、国際理解に関する本を100冊借りました!

これからたくさん読んで、他国への興味関心を広げていってほしいを思います。

また、ちがいを受け入れ、認め合うためのヒントをたくさん見つけていってほしいとおもいます。

レッツ 読書の秋! レッツ 国際交流の秋!!