校長訓話

2022年10月12日 13時52分
学校行事

10月12日(水)

 昼休みの時間に校長訓話がありました。

 「読書の秋、芸術の秋です。全校の皆さん、たっぷりと物語の世界を楽しんでください。」

校長先生がそう切り出されると、美しい箏(こと)の音が広がりました。

 今日の訓話は、斎藤隆介作「花さき山」の朗読です。物語の世界観をたっぷりと味わえるよう、宮田耕八朗作曲による物語に合わせたお箏の演奏と、滝平次郎の絵を味わいながら、校長先生の朗読を味わいました。

 校長先生の穏やかな語り口と13絃(げん)の箏と17絃の箏2面を使った清らかな調べは、子供たちをしっかりと物語の世界に引き込んだようです。

 いつもは、子供たちの元気な声が響く校内もシーンと静まり返り、穏やかな時間が流れました。

 朗読が終わると、子供たちから自然に大きな拍手が起こりました。

 1年生児童に「今日のお話はどうだった?」と尋ねてみると、

「曲も絵もお話もきれいでした。でも、なんだか寂しい気持ちにもなりました。」

「家にこの絵本があるので、読んでくれてうれしかったです。」

「曲がきれいでした。私もお箏を弾いてみたいです。」

と、答えてくれました。芸術の秋、児童は、物語の世界を通して様々な感想を抱くことができたようです。