文化芸術鑑賞会
2023年2月22日 13時13分2月22日(水)
6年生は、文化芸術鑑賞会に参加し、箏と尺八による演奏を聴きました。
曲目は「春の海」「六段の調」「未来花」の三曲です。
「春の海」は6年音楽科における鑑賞曲です。一曲全てを聴く機会はあまりありません。穏やかな海の様子や、激しくうねる海の様子が、箏と尺八の音色で表現されていました。
「六段の調」は、中学校の音楽の教科書にある曲です。全部で六つの段から成る曲ですが、今日は初段と三段、五段、六段を演奏していただきました。
途中の感想では、「初めて曲の全部を聴きました。」「音の肌触りに感動しました。」と、子供たちは本物を見て、聞いて、感じることができた様子でした。尺八についても紹介していただき、一休さんが吹いていたことや、尺八にもいろいろな長さがあり、演奏する曲によって使い分けていることを知り、子供たちからは「あ、聞いたことがある。」「そうだったんだ。」と素直な反応が見られました。
最後に演奏していただいた現代曲「未来花」は、音色やリズムが先に演奏された2曲とは異なるものでした。箏4面と尺八による演奏は迫力があり、子供たちの目と耳は先生方に釘付けでした。
真剣な様子で聴いている子、曲に聴き入っている子、先生方の手の動きをじっと見ている子と、子供たちはそれぞれに箏と尺八の演奏を味わいました。和と雅な音に包まれ、とても穏やかな時を過ごすことができました。教室に帰った子供たちからは、
「春の海はとても箏がなめらかで、生で聞くとそれがより伝わってきました。尺八は一人で演奏していたのに、音がしっかりと聴こえて とても迫力がありました。僕も弾けるようになりたいです。」
「授業やテレビで何回か聞いたことがありましたが、今日初めて生で聴いて鳥肌が立ちました。テレビでは感じられない音を、耳や心で聴くことができ、一つ一つの音色が心地よかったです。」
といった感想が聞かれました。
先生方には子供たちに本物に触れる機会をいただき、ありがとうございました。