福祉学習でこころぽっかぽか その2

2021年1月20日 16時55分

 

今朝も大変冷え込みました。

 

4年生は、視覚に障害のある方のとの交流会です。

ようこそ、北吉井小学校へ。

 

1時間目から、一クラスずつ教室に来ていただいて、

視覚障害についてのお話を聞きました。

視覚障害といっても、様子は様々。

生まれつきのこともあれば、病気などで視力を失うこともあります。

 

ある日突然、病気のために視覚のほとんどを失っていき、絶望したこともあったと、話されました。

 

「神様は、超えられる試練しか、背負える荷物しか与えない」と思った

家族の他の誰かでなく、自分だったことがよかった

というように考えるようになったそうです。

今は、何でも前向きに考えて、楽しいこと、好きなこと、次から次にお話しいただきました。

点字の本や、さわって楽しむ絵本、音声で読書を楽しむ機械なども見せていただきました。

好きなことや趣味をたずねたら、「旅行」「タンデム自転車」「ハーモニカ」だと教えていただきました。

とくに「タンデム自転車」であちらこちらに出掛けて、いろいろな人と交流することは大変楽しい時間だと。

 

介助の仕方について教わりました。

 

まずは、「何かお手伝いすることはありますか。」

と声を掛けます。

 

そして、右側か、左側か、歩きやすい方に立ちます。白杖を使うので杖を持たない側に立って、サポートします。

 

では、実際に介助の体験です。

狭い通路を歩くときには、腕を背中の後ろに回して、一列になって進みます。

 

曲がるときには一度止まって、「右に曲がりますよ」

一緒に歩きながら、周りの様子も少し伝えてみました。

 

 

 当たり前と思っていることが、突然当たり前でなくなることがある。

周りの人のいつも感謝の気持ちをもって、今を精一杯に大切にしてほしい。

五感の中の「視覚」を失っただけで、今も幸せは変わらない。

失ったからこそ気付いたことがたくさんある。

心に響く、言葉の数々をいただきました。