4年生の学習の様子

2020年8月27日 19時21分
4年生

 4年生は、道徳「いっしょになって、わらっちゃだめだ」の学習で、よく考えて行動するために大切なことについて考えました。

 まず、「周りの人の考えや行動に流されてしまったことがあるか」について、自分の生活を振り返りました。「しゃべってはいけないけど、友達につられてしゃべってしまったことがある。」「友達のことを周りの友達とわらってしまっらことがある。」などと、正直に経験を話す友達に、「あ~、あるある。」と周りの人たちも反応しながら聞いていました。

 授業で扱ったお話は、主人公の「ぼく」が、友達といっしょに「ゆうじ」をからかっていることを「いじめではないか。」とお父さんに指摘されたことがきっかけで、自分の行動を見直し、改めた行動に移すという内容です。

 「みんなで、ゆうじに『サル』と言っているとき、ぼくはどんな気持ちでしょう」という問いに対して、「楽しくて笑ってしまっている気持ち。」「友達に流されて、ゆうじの気持ちは考えていない。」「言いたくないけど、友達に合わせないといけない。」などという考えが聞かれました。

 「ぼく」が自分がしていることはいじめだと自覚し、葛藤する場面では、「ゆうじは、とてもつらいだろう。」「自分が言われて嫌なことは、人に言ってはいけない」と、「ぼく」の思いを想像し、真剣に受け止めていました。

 「ぼく」は、よくよく考えた結果、みんながゆうじを「サル」とからかっているとき、自分は言わずに、黙って教室を出ていくという行動をとりました。どういう気持ちで、教室を出て行ったのか、みんなで話し合いました。

 

「これはいじめだから、ゆうじを助けないといけない。」

「いろいろどうすればいいか思いついたけど、自分にできることは、いっしょになってわらわないということだった。」

「ぼくがここで笑わなければ、みんなも笑わなくなるかもしれない。」

「みんなにも、だめだと分かってほしい。」

など、いろいろな視点で意見を考え、話し合うことができました。

 このお話を通して、よく考えて自分にできることを実践すること、相手の気持ちやや周りの様子を考え、節度をもって生活することの大切さについて考えることができました。

 授業で考えたことを、実生活の中で生かし、気持ちのよい学級の雰囲気づくりができるよう、4年生みんなでがんばっていきます。